三が日は、鎌倉市中心部に車を乗り入れることが出来ない。初詣の人たちでごった返すからだ。しかし、住んでいる人や、仕事をしている人には「通行手形」が発行され、規制によってガラガラになった市内の道を走ることが出来る。
僕も2007年の12月にその手形をもらった(一度もらえば毎年使える)。
が、2009年12月28日、紛失していることに気がついた。車の中にも、バイクの椅子の下にも、家にも店にもない。翌日慌てて市役所にもらいに行く。
「昨日で仕事納めです」市役所の駐車場のおじさんに、何だか少し嬉しそうに言われる(「アホだなぁ、28日で終わりって事くらい知らないの???へ?」という感じ・・・)。
「!」
「通行手形が手に入らなかった為、1日から3日まで臨時休業します」というセンテンスが一瞬で思いつく。
いやいやだめだめ。ブログにも書いてしまったし、店内にも元日から営業と書いてしまった。そして何より、みんなが休んでいる元日から働いているという自分が好きなのだ。
年が明けた。
いつものようにバイクで店に向かう。逗子と鎌倉の境で検問。手形をチェックしているのは、警察官ではなく、民間の警備員。
「2年前にもらったんですけど、なくしてしまって・・・」と、告げる。
「ちょっと待ってください」と、警備員。そして、後続の他県ナンバーの車に「逗子に戻って駐車して、電車で鎌倉へ・・・」と説明している。
手形を持っている2台を通過させ、8台くらいを逗子に追い返した後、車の列が途切れ、警備員が僕の所へやってきた。
「あちらの警察官に話してみてください・・・」
「先に言え!ドアホ!」と、言いたいのを抑え、警察官の元へ。
「仕事じゃしょうがないなぁ、今日鎌倉警察に行って、通行許可証もらったらいいよ。取りあえず行ってください。」「お〜い、このバイク通して〜!」と、無事通過。お昼の営業に間に合った。
さて昼休み。朝の警察官に言われたとおり、ガラガラの道をバイクで鎌倉警察署へ。
「すみません。通行許可証欲しいんですけど・・・」と、受付の女性警官Aに言った。
「え〜、あれ〜、通行許可証って出せるんでしたっけ〜」と、警官Bに聞く。
「え〜っと、あれ、署長のハンコいるんじゃなかったっけか?」とB。
「そうそう、署長いないからだせないよね」とC。
「だって」とA。
「じゃあ、署長の自宅の住所教えてもらえますか?」と僕。
「(笑)」一同。
「手形だけが全てでないから、説明すれば通してもらえるよ」と役人離れした発言のC。
その言葉を信じて、鎌倉警察署を後にした。
次の日の朝。逗子と鎌倉の市境の検問。昨日と同じらしき警備員。
「仕事だから通るよ〜」とだけ告げ、強行突破成功。
「あの〜、できれば〜・・・」と、警備員が何か言おうとしていたが、最後まで聞き取ることができなかった。
にしても、毎年のことなのに、鎌倉に車で来てしまう人が多い。予算ないかも知れないけど、テレビで告知すればいいのに。
というわけで、今年もよろしくお願いします。